睡眠不足は血糖値上昇を招く!

血糖値コントロールのために大切な要素でありながら、意外と見過ごされがちなのが「睡眠」です。

 

実は睡眠と血糖値には大きな関係があるんですよ。
睡眠不足の状態は、血糖値上昇を招いてしまうリスクが高いのです。

 

睡眠不足が血糖値上昇を招く理由

なぜ、睡眠不足の状態だと血糖値上昇のリスクが高まるのかというと
「睡眠不足によってインスリンの働きが悪くなる(インスリン抵抗性が高まる)」というのが、もっとも大きな理由として挙げられます。

 

また、睡眠不足はストレスを招くので、ストレスホルモンと言われるコルチゾールや、交感神経を活性化させるアドレナリンなどの分泌も盛んになると考えられ、これらのホルモン分泌が増える影響によっても、血糖値は上がってしまうのです。

 

ちなみに、「睡眠不足が血糖値上昇を招く」という関係は、実は医学界ではかなり以前から指摘されています。

 

1999年の時点ですでに、アメリカのシカゴ大学が、「2型糖尿病ではない若者たちが、たった6晩、1日4時間睡眠という睡眠不足状態を続けただけで、血糖値が2型糖尿病の初期のような状態になった」という趣旨の論文をイギリスの医学誌に発表しています。

 

 

血糖値上昇を防ぐための「理想の睡眠時間」は?

というわけで、睡眠不足は血糖値上昇を招く大きなリスク要因となるのですが、
具体的にどのくらいの睡眠時間をとればいいのでしょうか?

 

その答えはズバリ「7時間」です。

 

7時間睡眠というのは、「健康面において、あらゆるリスクを低減してくれる最適の睡眠時間」として、これまでも医学的に数々の医療研究等で認められています。

 

ちなみに、人気番組「みんなの家庭の医学」において、2015年6月に睡眠と血糖値について検証したことがあったのですが、その時には「7〜8時間の睡眠がベストで、これを実施した被験者はたった10日で血糖値が正常値にまで下がった(115→99)」という結果が出ています。

 

日々の忙しい生活では、7時間の睡眠時間を確保することは難しいかもしれませんが、「最低でも6時間、できれば6時間台でも7時間に近い睡眠」を心がけたいものです。

 

また、睡眠時間を確保するには、寝つきを良くすることも重要な要素となってきますので、「就寝前にスマホやパソコンを見ない」「夜の照明はあまり明るくしない」「寝室と寝床の温度・湿度は快適な状態に整えておく」「寝床についたら一度大きく伸びをし、深呼吸をしてリラックスモードに切り替える」などといった工夫をして、寝つきの改善を心がけましょう。

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